2009年10月27日火曜日

さすらいの唄 (森繁久彌)


わたしのブログのタイトルにもある彷徨いに似た、”さすらいの唄”。大正時代に、あの北原白秋によって作詩されたこの唄。まさに私の好きな大正浪漫の世界である。最近の唄と違い、純文学の作家が歌謡曲を作っていた時代だ。何処から刺しても一遍の矛盾もない作品。白秋は老いと言う事実を白い秋と表現した。これは、青春を意識して、青や赤に勢いがあっても、最後には皆、白になる、と言う教訓を自らのペンネームとしたのではないか。ちなみに、赤ちゃんの誕生と黒冬は臨終かも?。

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