2010年11月30日火曜日

ラマンマ (シャルル、アズナブール)


母の死を乗り越えて、また歩き出しましょう。いつまで悲しんでも母は戻りません。かえって母を悲しませるだけです。この曲と同じように悲しみを乗り越えて生きて行く事にしましょう。アズナブールのこの曲を聞いたのは二十歳の頃でした。その頃の私には、何となく解る程度で、本当の悲しみは感じていませんでした。母も元気で、私はいつも母と一緒でした。山男の父は、母をほったらかしにしていて、父の換わりに私が、母と買い物をしたり、旅行へ行ったりで、まるで、親子で姉弟のように生きてきました。父の死後、十年以上、母との二人暮しのようなものでした。兄弟も近くに居るのですが、日常は二人暮しで、何時か来る一人暮らしを恐れていました。そして、その時がやってきたのです。この曲の本当の悲しみが今わかりました。

2010年11月15日月曜日

空の終列車 (スプートニクス)


もうひとつ”空の終列車”と言う曲ですが、タイトルから想像すると、これは銀河鉄道ではないでしょうか。太古の昔から、羊飼いは夜空の星を眺め、色んな事や物語を創造したと聞きますが、世界共通なのは空です。時間が来れば地球の裏側の空が巡るのです。ましてロケットが人工衛星を飛ばす時代背景では、鉄道の旅が一級品だった頃の発想ですね。聴くところによると、あのオリエント急行やシベリア鉄道も無くなるとか。時代によって、見る夢も変ってくるものです。私たち昭和の人は汽車が夢にある時代なんです。

2010年11月12日金曜日

最愛の母が死亡しました。

本日午後一時四十ニ分に母が息をしなくなりました。明日から少し投稿を休みます。

霧のロザリア (ザ・スプートニクス)


またまた忘れていました、スプートニクスはひとつ思い出がありましたよね。ビートルズのドラムス、リンゴーが休んだ時、ピンチヒッターでスプートニクスのドラムスが交代したんです。その時のブーイングといったら可哀相なくらいでした。一度イメージが固まると、強烈な違和感を感じるのでしょうか。GSブームの時にもタイガースのトッポや、ドリフの荒井注なんかもそうでした。グループがひとつの人格のようになって、その髪型や鼻の形が変るように、メンバーを変えると違うグループになってしまうのでしょうか。

2010年11月11日木曜日

フィードバックギター (寺内タケシ)


この曲も、本流はクリアーエレキにあると思います。勿論ラフマニノフやショパンのように、我が技量を誇示する為に造られたとしても、超絶という言葉が付いている曲は素晴らしい。何時の頃からフェイズシフターなる装置が横行したのでしょう。ガンガン掻き均しても上手に聞こえてしまう、残響がヒステリックに鳴り響き、狂気を引きずり出す。確かに、それもひとつの世界だ、区切ればそうなんだけれども、清い音には清い心が宿るようなきがする。理屈っぽい事は嫌われるので、この辺にしておきましょう。

2010年11月10日水曜日

Valoa ikkunassa (The Mustangs)


忘れていました、ムスタングスのようなクリアーサウンドは、気持ちを落ち着かせ、鎮静作用があると学会でも定評があるのです。ヘビメタの様な歪んだ音は、興奮を招き犯罪につながるケースが多く、ドラッグにも関係する効果があるそうです。そう言われれば、ムスタングスの曲を聞いたから暴れたくはなりません。音楽にもお酒やドラッグのような効果があるのですね。そうなると、私の音楽趣味と言うか昭和の人間は、攻撃から防御に変化したのでしょうか。第二次世界大戦の終結が、昭和を二分したのです。

2010年11月9日火曜日

霧のカレリア (スプートニクス)


そのロシア民謡がこの曲の間奏に入っています。我がバンドでも、チークタイムを設けて、その時の一曲として練習しました。しかし難しいのは、アンプやエフェクターの設定が、ビートのある曲と違うので、設定変更の時間稼ぎに、司会に引き伸ばしをさせたのでした。この曲のカレリアとは、旧ソビエト連邦の共和国の名前ですが、哀愁のカレリアと言うタイトルもある、幾つかの東ヨーロッパのバンドがリリースしています。でも日本における元祖は、このスプートニクスです。ちなみにスプートニクとは、初めての有人飛行した人工衛星の名です。

2010年11月8日月曜日

二つのギター (ザ・ムスタングス)


ムスタングと言えば、まずアメリカの車を連想します。次にエレキギター、そしてバンド名です。このバンドに思い出があるのは、なぜかロシア民謡を彷彿させるような、クリアーでエコーの効いたエレキサウンドが魅力です。いまはエレキギターというと、ヘビーメタルの様なフェイズのかかった歪んだ音が良かれと言う時代ですが、昭和のエレキサウンドの魅力のひとつに、深くリバーブの効いた、凍りつくような透き通った音質の、インストルメントがあったのです。私はこんな音が好きでエレキを弾こうと思ったのです。

2010年11月5日金曜日

気絶するほど悩ましい (チャー)


フェンダー社製のギターであまり出ていなかったモデルを、この人が人気機種にしたのを憶えている。それはムスタングと言うモデルで、彼が使うまでは知らなかった。実はバンド活動にあたって、私が購入したのはムスタングでした。やっぱり彼の影響でしょうか。当時、丸井のクレジットが全盛の頃、10回払いで購入したのを思い出しました。今より昔はフェンダーのギターは高かったんです、25万くらいしたかな。今ではケースの金具も錆付き、ほとんど開かずに部屋の片隅に眠っています。黒でガードが白のツートンなので、部屋のディスプレー二くらいはなるのでしょうが、今更恥ずかしい気もあります。

2010年11月4日木曜日

ブラック・サンド・ビーチ~ (加山雄三&ザ・ベンチャーズ)


エレキギターで隠れたブームを巻き起こした機種がある。ベンチャーズが日本に持ち込んだモズライトである。形はすこしゴッツイ感じで、一枚板のボディーと言う感じではなく、バイオリンのように中心に盛り上がった感じだ。見るからに重そうで重厚感があるモデルである。特に、加山雄三さんは大のお気に入りで、自分の名前の付いたモデルを使用している。”エレキの若大将”を観てから私もファンになり、アマチュアバンドをしていた頃にも、レパートリーには彼の曲が何曲はある。中でも”夜空の星”は走りすぎて”夜空の流れ星”になっていた。

2010年11月2日火曜日

チェンジ・ザ・ワールド (エリック・クラプトン)


エレキギターでおそらく一番おおく使われているモデルはストラトキャスターでしょう。そのデザインと華麗なる嘆きのサウンドは、右に出る機種はないでしょう。本家のフェンダー以外にも、何処のメーカーもレプリカを発売していて、いま問題になっている中国のパクリどころではない。エレキギターといえばストラト、と言えるくらいそのデザインは世界を独り占めしている状態です。私が初めて手にしたテスコ社製の、ピックガードにストライプがある玩具みたいなエレキと違い、名ギタリストは必ず持っています。中でもクラプトンモデルは、ヘッドに煙草が留められて、煙草を吸いながら弾けるモデルもあるのだ。

2010年11月1日月曜日

哀愁のヨーロッパ (カルロス.サンタナ)


哀愁とくればヨーロッパですよ、検索しても真っ先に出てきます。なぜサンタナに来たかというと、エレキギターです。彼の愛用しているのはレスポールと言う型で、ギター弾きとしては二分されるほど人気を分けた代物です。古くはジャズギターやSGタイプというのも人気でしたが、今はこのレスポールとストラトキャスターの二機種が主流です。このレスポールをこれだけ人気者にしたのはサンタナでしょう。彼の作品は、たとえヨーロッパの名前が付いても、ラテンの雰囲気が流れています。最初にヒットした”ブラックマジック~”が日本でうけた頃、わたしはギター青年でした、懐かしくて涙がでてきます。