2009年10月14日水曜日

時代遅れの酒場 (加藤登紀子)


夜明けまで飲み明かす元気はもうない。三十代にはよくやった朝帰り。行きつけのスナックや、ミニクラブなんかで、閉店したあと、店長や支配人と延長戦。よく肝臓がもった物だと思う。まるで、この歌の世界観を地で言ったような感じ。閉店時にお愛想(会計)をすまし、あとは期限切れのボトルで乾杯。ギターを弾いて、歌いまくり、プロなみの歌唱力のマネージャーもいた。店の連中も、私と飲むのを楽しみにしていた。ある意味、好かれていた。こんな事がいつまで続くのか、この時間、時期がいつ終わるのか。噛みしめながら飲み明かした。そして、第二、第三の恋もしたりして、その季節は五年ほど続いた。そんな日々も突然終わった。この歌を聞いたから。

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