2009年10月8日木曜日

再会 (金子由香利)


いまはもう無くなってしまった、銀座の巴里、銀巴里。その、ちいさなステージで、こんなにも普通の日常会話が、歌に発展してゆく様に仰天した。私が尊敬する’なかにし礼’先生もシャンソンの訳詞をしていたと言う。作詞の勉強がきっかけで、アズナブールやピアフを聞くようになったが、和製シャンソンでパンチを食らったのは、彼女がさいしょだ。この、語りかけるような、囁きかけるような歌唱に、本物の、大人の女性ならではの、魅力を感じてしまった。そして何故、シャンソンには、晩秋が似合うのだろう?。不思議だ。

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