2009年10月17日土曜日

遠くへ行きたい (芹 洋子)


わたしの彷徨い癖は、この歌が原点のような気がします。仕事などの出張で、知らない街に行くと、裏通りを歩いたりする。誰でもがそうだと思うのですが、自分の場合、他人の生活を見るのが好きなんです。そう言うと、なにか覗き魔のように聞こえるが、そうではなくて、知らない街の人になってみたい願望です。一時でいいのです。その街の市場で買い物をしたり、共同浴場で隣の人の会話に、耳を傾けたりしたいのです。その、知らない街の風になる。うまく言えないけれど、前世で、ここに住んでいたのでは、という感覚を求めて旅をしています。何となく、解かりますか?。

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