2011年4月1日金曜日

さらば青春 (小椋佳)


病院で医師の言葉に驚いた、常習犯ですね、死ぬ気の傷ではありません、と言われ、警察から人が来るので調べを受けてくださいと言われ、同行した母にも事情を話した。彼女を背負って帰るタクシーで、この恋の終わりを感じた。後日彼女の父親が家に来て、警察からの連絡でここにお世話になっているのを知らされたそうだ。彼女は私の家を出て、鷺宮と言う所に引越し、私の小椋佳時代が終わりを告げた。そしてひと月あまり後の夜、電話に出ると初めて聴く男の声で、彼女は元気で居ますか、という婚約者からの電話だった。私の事は調べたのだが、自分も事情で故郷に帰ることになったので、最後の電話らしい。彼女が出て行ったことを告げて、お互い新規に頑張りましょうと言って電話を切った、いままで何だったのだろう。

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