2011年6月3日金曜日

逢いたくて北国へ (小柳ルミ子)

お嬢様歌手でデビューした彼女も、最近はご発展で、人は変るものの典型みたいですが、この国を出した頃はお嬢様でしたよ。こういう曲の特徴は出会いの話は無く、突然別れのシーンから始まるので驚く。唄は3分間のドラマと言うので、初めから説明する余裕はないのかも。しかし、サウンドのほうは大体汽車の走る速度を意識して作られるようです。16ビートの倍テン(8の倍のテンポ)で列車の響きを意識しているようです。作詞で行きとか夜行列車と書いても、曲を作る人がゆっくりしたビギンなどで進行したら、歌謡詩としては成立しても、音楽としては破綻してしまいます。作詞、作曲家の息が合うとはそういう事なんです。

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