2009年9月22日火曜日

ラ.ボエーム(シャルル.アズナブール)


モンマルトルの安アパートで、若き、芸術家を目指す男女が、夢半ばで別れてしまう。熟年になり、そのモンマルトルに来てみたが、もう想い出だけが残るこの町には、何の意味も無い、つらい街だ。よくありそうで、なさそうな、若き日の回想。阿吽倶流も高円寺の安アパートに居た頃、同じような経験があり、この曲ははずせない。若い日の、未成熟な余裕のない人格。それぞれが、お互いを許せなかった、悲しい曲だ。今だったら、は絶対無い。それが、運命というものだ。

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