2011年3月29日火曜日

流れるなら (小椋佳)


実家に引越しをした二人は普通の暮らしを始めたのだが、高円寺の仲間との暮らしが忘れられず、彼女は時々遊びにいく様になった。私が仕事から帰っても彼女は高円寺にいる。実家の離れなので家族とは行き来がないので、家では幸せに暮らしていると思っている。夜遅く帰ってくる彼女に、今の暮らしはつまらないかと質問すると、自分は中央線沿線が好きだと言うので、そのうち考えようと諭した。しかし、高円寺のコミユーンの誰の所に言っているのか気になり、私もコミユーンに行ってルーダーに訳を話すと、どうも絵描きのH君のところらしい。私には嫌な予感がしていたのでH君の部屋を訪ねた。

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