2011年3月9日水曜日

ゆきどまりの海 (小椋佳)


そのデートから僕達はどんどん急接近して行き、彼女の夜逃げに加担して婚約者の来ない日に、それは結構されたのでした。行く先は、彼女の知り合い達が住んでいるコミユーンと言う所です。そこは旧い下宿屋で、トイレ厨房が共同で、4畳半の部屋が十室以上ある不思議なアパートでした。住人は絵描きや漫画家、色々多様な人達で、彼女が何でこんな場所を知っているのか不思議だった。兎にも角にも、そのアパートの大家さんより期限付きで入居の許可を頂いた。その日から、彼女との同棲生活が始まったのだ。

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