2011年3月4日金曜日

私の悲しみには (小椋佳)


何の気なしに入ったレディスコンパで、友人と楽しく飲んでいたら、すこし色黒でストレートのロングヘァーの娘が、ミルクセーキを作っていて卵を落とした。そして、わたしにこう言ったのだ、[貴方があんまり見ているから落としちゃったじゃない]。その言葉に脳神経が異常に反応してしまい、人生がひとつの方向へ走り出した。次の日から彼女目当てに毎晩、正確には毎夕、この店に通いつめた。ここで少しアルコールをいれて、その足でクラブのバイトに出勤と言う日々が始まったのです。勿論、この店にも小椋ケイ、と言う源氏名で通っていました。その当時聞いていた曲は、この様な理屈っぽい歌でした。

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