2010年12月30日木曜日

ビバルディ 冬 (イムジチ)


この曲を聴いていると心が休まるのは何故だろう。年の瀬に考えてみると、冬の訪れと共に寒さも厳しくなってくる時期に、一番の暖かさは何だろう。それは暖房であるが、この曲の終始聞こえているバイオリンのピチカートが、暖炉にかかっている大きな鍋で、スープがコトコトと煮詰まっている姿を想像させる旋律なのです。だから自然と体が温かく感じて冬の室内の快適な中で、ロッキングチェアーに座って時を過ごしている。そんな姿の環境は、自分にはありえないとは思うのですが、冬だから寒い曲を創らなかったビバルディーは偉大だと思います。

0 件のコメント: