2010年6月8日火曜日

だれかが風の中で (上條恒彦)


TVのまえで食入るように夢中に観た時代劇、”木枯らし文字郎”は、始めてみた汚い時代劇だった。それまでの映画やドラマの時代物は、貧しい農民や下町の庶民が、けっこう身奇麗で新品のモンペを着たり、破れた襖が破れたばかりの新しさで、なんかチグハグだった。市川昆、監督の”股旅”と言う映画を見た時、なんと汚い映画なんだと思った。しかし、現実はこれが本当の姿だとも思った。その影響もあってか、この文字郎シリーズはヒットした。群馬県新田郡三日月村と言う場所は、群馬県の藪塚と言う所に再現されて、園内では古銭で物を買える趣向があり、何度か遊びに行った思い出がある。

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