2011年1月31日月曜日

黒い霧の町 (赤木圭一郎)


赤木圭一郎さんのシリーズで、’拳銃無頼帳’というのがあった。抜き打ちの竜という異名を持つ男に、しつこく付き纏うコルトのジョー(宍戸錠)、この二人の掛け合いが実に受けた。映画のワンシーンが、子供の頃のチャンバラみたいに演じられたのだ。木を削って造った拳銃を握り、ガキ大将の周りを取りかこむと、その時の台詞が、[いい加減にしないとぶっ放すぜ]、て感じかな。今では懐かしい、幼稚なゴッコ遊びだった、色んな役があったのを重い出すたび、遥か遠い記憶の中で、戻りようの無い悲しみが襲った繰るのだ。

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