2010年11月30日火曜日

ラマンマ (シャルル、アズナブール)


母の死を乗り越えて、また歩き出しましょう。いつまで悲しんでも母は戻りません。かえって母を悲しませるだけです。この曲と同じように悲しみを乗り越えて生きて行く事にしましょう。アズナブールのこの曲を聞いたのは二十歳の頃でした。その頃の私には、何となく解る程度で、本当の悲しみは感じていませんでした。母も元気で、私はいつも母と一緒でした。山男の父は、母をほったらかしにしていて、父の換わりに私が、母と買い物をしたり、旅行へ行ったりで、まるで、親子で姉弟のように生きてきました。父の死後、十年以上、母との二人暮しのようなものでした。兄弟も近くに居るのですが、日常は二人暮しで、何時か来る一人暮らしを恐れていました。そして、その時がやってきたのです。この曲の本当の悲しみが今わかりました。

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