2010年1月15日金曜日

Antonio's Song (平賀マリカ)


アントニオとくればこれですね。そのもの”アントニオソング”です。ボサノバの名曲で、ゆっくりと珈琲なんかサイホンでゴボゴボさせて。ロッキングチェア―に無気力に腰掛けて。ストレスから脱出した空間で、真空管アンプでこの曲を聞く。なんと贅沢な時間の使い方だろう。もちろんアンプのトランスは山水のST、真空管は袴のついた807が最適で、キャッツアイのインジケーター付きがいいでしょう。夢みたいなリスニングルームの、夢の時間に”アントニオソング”。なにか、デイドリームの真っ只中で、しばし生きているのを忘れる事も、人間の幸福感を充足する、魔法の呪文と言えるかも知れない。そんな時代が昭和にはあったような気がする。

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